フレームの横方向のしなり

クランク軸周辺の横方向のしなり具合がわかる映像です。右のペダルを踏むとフレームは左にしなります。しなったフレームは反発力で右側に戻ってきます。そのタイミングで左のペダルを踏むとフレームの反発力と乗り手の力を合わせた力が働きます。そのリズムに合わせて走ると速度の維持がしやすいと思っています。

縦方向のしなりと横方向のしなりが合わさって、フレームの性格が現れてきます。(他にもたくさん要素はありますが)なので、様々な要素を考えながら確認しながら手作りして行くことになります。

歪みセンサーを取付けてしなりの量と速度を計測してデータベース化し製作に活かすこともできそうです。歪みセンサーとマイコンを使ったシステムを作るのはそう難しいことではありませんから、やってみようと思ったこともありますが、木は個体差が大きな素材なので上手く行くかどうか。そんなことを思ったので、センサー計測は一旦諦めました。

材料を選んで各部に配置した時と大方組み上がった時に剛性を確認します。硬めに作っておいて少しずつ削り最適と思われる剛性に仕上げる努力をします。

このWP1初号機は試験用として日常使用している車体ですが、製作時に目標としたのは32km/h付近に快適な巡航速度を設定することでしたが、出来上がって走ってみたところ28km/h辺りが快適速度でした。たった4km/hの違いですが、15分も走れば1kmの差がつくわけですから小さな差ではありません。

理論、経験、技術が合わさって良いものができる。なかなか奥が深いものです。

モノづくり共同体』はモノづくりに挑戦したい人を募集しています。一緒に自分好みのロードバイクを作りたいという人の参加も歓迎します。

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