フレームの剛性を調整する準備

接着の終わったフレームの輪郭をある程度削り出したところで一旦仮組みしました。

この状態で勢いよく体重を載せる、クランク周りを足で強く踏んで捻る、ハンドルに力を入れてこじるなどしてフレームの硬さを見ます。

ジオメトリーの設定でフレームの性格を凡そ決めますが、最終的な乗り味や性能は剛性を調整して作ります。樹種や個体によって一様に決まらない木という素材を扱う以上は最終的な調整が大事です。

木は比弾性はかなり高いので、「木だから柔らかい」という訳ではなく「柔らかく作る」必要があります。

この最初の段階では削りしろがたくさん残っていて重量もあります。手組みでタイヤ込みで前後で2kgのホイール、フォーク・ステム・ハンドル、クランク、フロントディレイラー、リアブレーキキャリパー、シートポストとサドルがついた写真の状態で9kgです。

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